デジタル時代の印刷表現

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デジタルデバイスの普及は、瞬く間に世界をディスプレイ(RGB)ネイティブな色彩に塗り替えました。

もはや、従来の印刷表現に出番はないのでしょうか・・・。

 当社の保有するデジタルオフセット機は、一般的なオフセット印刷に比べてより広い色域の表現が可能であるほか、最大7色のインキを使ってCMYK+αの印刷表現を可能とします。

ここでは、特殊インキを使用した、CMYKを超える印刷表現にチャレンジしてみます。

カユい色に手が届く&画に立体感を生み出す特色インキ

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今回は特性の異なるいくつかの画像データを準備し
・当社保有のUVオフセット印刷機(4色)
・デジタルオフセット印刷機(7色)
で、同じデータを刷り分けてその仕上りを比較してみました。

右の画像は、
・UVオフセット印刷機(左)
・デジタル印刷機(右/7色)
で同じデータを刷り比べたものをスキャンしたものです。

当社のデジタル印刷機は、CMYKに加えて2色の特色インキを搭載しています。

これにより、
・(微妙な)色域が増幅
・立体感が増している
結果となっていることがわかります。

スキャンデータ上でも、立体感の表現に明らかな差があることがわかります。

より自然でリアルな印刷表現

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こちらも上記と同じマシンで同じデータを刷り比べたものです。

オフセット印刷機に比べ、デジタル印刷機では
・明るいところはより明るく
・暗いところは深いまま立ち上がった
ような印象を受けます。

デジカメやスマートフォンに搭載されているHDR(ハイダイナミックレンジ)機能のように、人間が肉眼で見たままのような、よりリアルで鮮明な印刷表現が可能となります。

臨場感を印刷する

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こちらもオフセット印刷機とデジタルオフセット印刷機との刷り比べです。

オフセット印刷は見慣れた色調でありながら若干平坦な印象を受けるのに対し、
デジタル印刷では女性>傘>壁といった奥行きがしっかりと感じられます。

また特筆すべきは(スキャンデータでは大変判りづらいのですが・・・)
・レザージャケットの赤のビビッドさ
・女性の肌色の自然さ(ほのかに赤みがさしたリアルな肌色)です。

今回はCMYKに加えてシアン系、マゼンタ系の特色を使っているのですが、これらが絶妙に良い仕事をしているようです。

デジタルの強みを活かした製品展開

このように、デジタル印刷機を使用することで、
CMYKを超える印刷表現が可能になることがわかりました。

またデジタル印刷は稼働単位の作業コストが低いため
「少部数からでも印刷ができる」というメリットがあります。

また刷版の出力を必要としないため「多品種に強い」こともポイントです。

これらの強みを組み合わせることで、
「世界にひとつだけのオリジナルフォトブック」
「小ロット多品種のポストカード」
「在庫レスのポスター」
などを、高品質、短納期で作成することができます。

RGB時代に於いても、高品質かつ触れられるモノとしての印刷物はまだまだ役目を終えることはないでしょう!

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